この記事は、2009年から2011年頃まで、趣味のピアノ教室調和講師のかとうだいすけが運営していたホームページ上で掲載していたものです。

2009/02/05

練習の量と質について考えてみます。

とにかくたくさん練習すればそれで何とかなる、という考え方は間違っているのではないかということについては、私はこれまでの自分の経験からそのように思います。

不自然な奏法で長時間練習をすると、不自然な奏法が身に付き、その不自然さがより洗練されるということは、私は身をもって体験しました。

ピアノは1日に8時間練習しなければならない、というような話がありますが、この言葉の問題点は、その8時間の練習の内容について何も説明されていないというところにあります。

例えば、AさんとBさんがともに毎日8時間練習をしたとして、Aさんはどんどん成果が上がっていき、Bさんは成果が上がらないとします。

同じ8時間という練習時間を費やしているにもかかわらず、このような差が生まれてしまう原因の一つに、その8時間の内容の差というものが存在するのではないか、ということを私は思います。

練習時間というのは、数字で決められるものではなく、その練習によって何を達成するのかという明確な目標が先にあって、その目標をもとにして、結果を出すために必要な時間を計算していくものなのではないか、ということを思います。

また、1日に1時間しか練習時間をとることができない、という場合には、期間の側を延ばすことによって、練習時間の不足を補うことが可能なのではないか、ということも思います。

私のこれまでの自分の練習というものについて振り返ってみますと、一番良くなかったのは無計画にあれもこれもそれも全部いっぺんにやろうとしたからではないか、ということを思います。

最終的な目標を決め、その目標を達成するのに必要な細かい練習内容、シナリオのようなものを作成し、そこから練習時間もしくは練習期間を計算してそれに従って進めていくという方法で練習を行えば、少なくとも絡まった糸をさらに絡まったものにするようなことは避けられたのではないかということを思います。

このように考えてみますと、練習というものは、やみくもに行うのではなく、プロジェクト化することによって、より高いパフォーマンスを発揮するのではないか、ということを思います。

著名なピアニストによる、何時間も練習するより、質の高い練習を短時間集中して行ったほうが良いという格言がしばしば聞かれますが、これは上記のような意味なのではないかということを思いました。

質の高い練習というものは、行き当たりばったりに行うものではなく、得たいと思う結果から逆算して、その結果を得るために必要と思われる練習を行うということなのではないかと思います。

このように考えてみますと、練習で成果を上げるためには、何よりもまず得たいと思う結果が明確になっているかどうか、ということが重要なのではないかという気がします。

※上記の文章は一個人の経験から生まれた感想と、その感想をもとに作成された文章です。客観的でもなければ、絶対正しいでもない、主観的な内容であることをご了承願います。

文章:かとう だいすけ

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