ある曲のある部分について、何回も練習しているのに、どうしても同じところで間違えてしまう場合、原因の一つとして考えられるのは、何回も練習をした、その内容が、実は、間違える動作を練習していたというものです。

間違えるということは、間違えるような動きをしたという原因に対する結果です。

ピアノを弾くということは、一連の動きによって、ピアノから響きを作り出すという、動作です。

この一連の動きの中に、間違える結果を生み出す動きが含まれたまま練習を繰り返すということは、当然、そのような動きが習得されます。

そのために、何回も練習しているのに、どうしても間違えてしまうという結果になってしまうのです。

ですから、長時間練習する、何百回と回数を繰り返すといった練習は、その練習の内容によっては、長時間練習しただけ間違えるような動きがしっかりと身につく、繰り返しただけ間違えるような動きが身体にしみつくという結果を招く可能性もあるのです。

このような場合の対処方法の一例を紹介します。

それは、反復練習を行う前に、間違えてしまう箇所とその前後の部分に対して、動作のシナリオを組み立てるというものです。

動作のシナリオを組み立てるというのは、例えば、この指でこの鍵盤をこのように弾いた後、次にこの指でこの鍵盤をこのように弾く、その時、この指は鍵盤を下げたままの状態にして、右手のこの指と、左手のこの指をこのように弾く、という風に、一つ一つの動作に対して、何が何をどのようにするのかを明確にしていく作業です。

間違えずに弾くにはどのような一連の動作が必要なのか、動作のシナリオを組み立てた上で、そのシナリオ通りに動くことができるように、反復練習を行います。

動作のシナリオは、組み立ててありますか?

文章:かとう だいすけ

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