グランドピアノの音の強弱がつく仕組みについて説明をした、下の動画をご覧ください。

音の強弱がつく仕組みについてまとめますと、次のようになります。

1 強い音を出すためには、鍵盤が下がる速度をより高速にする
2 弱い音を出すためには、鍵盤が下がる速度をより低速にする

動画の最後で、ハンマーとバックチェックとの接触について説明していますが、この点について補足します。
高速で弦と接触したハンマーは、高速で壁にぶつかったボールが跳ね返るように、下がります。
下がってきたハンマーと、それをキャッチするバックチェックとの間でエネルギーが生じます。
そして、ハンマーが弦と接触した際にバックチェックとの間で生じるエネルギーは、バックチェックと鍵盤とが連結されていますので、鍵盤にも伝わります。
このエネルギーは鍵盤を通じて指に伝わります。
一方、低速で弦と接触したハンマーもまた下がりますが、ハンマーの上昇する速度がある速度以下の場合、下がってきたハンマーとバックチェックは接触しません。
その場合、下がってきたハンマーと、それをキャッチするバックチェックとの間でのエネルギーは生じません。
ダンパーの重さや鍵盤、アクションの重さは常に一定です。
しかし、弦と接触したハンマーとバックチェックとの間で生じるエネルギーは一定ではありません。
鍵盤を下げた瞬間に鍵盤から指に伝わるエネルギーは、一定ではないことがわかります。

文章:かとう だいすけ

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